
そもそも、スピリチュアルって何?

心や魂など、目に見えない精神的な世界のことを指すよ。
この記事ではスピリチュアルの概要や、初心者におすすめの習慣について解説します。
そもそもスピリチュアルとは?

スピリチュアルとはラテン語の「スピリトゥス(spiritus)」を語源とする英語で、霊や精神に関することを指します。
英語圏では本来、キリスト教の聖霊に関する宗教的な用語として使われていました。
現代ではキリスト教に限らず、心や魂、エネルギーなど、目に見えない世界に焦点を当てた考え方のことを指します。

身近な例では、神社にお参りをしたり、瞑想をして自分の内面と向き合ったりすることもスピリチュアルな活動のひとつです。
スピリチュアルと聞くと、「何か怪しい」「実践して本当に効果があるの?」と思う方もいるかもしれません。
現代では経営者や芸能人など、大きな成功を掴んでいる方の多くはスピリチュアルを実践しているとされています。

社長自らトイレ掃除をしてゲンを担ぐ話や、芸能関係のご利益がある神社に毎年お参りする芸能人の話などをよく耳にしますね。
スピリチュアルは太古の昔から、人生が好転することや精神的な成長を目指して、多くの人に実践されてきました。
そんなスピリチュアルを学ぶ上で大切なのは、「深刻に考えすぎないこと」。
「有名な神社に参拝できなかったら不幸になる」「毎日瞑想できなかったらダメだ」など、自分を追い込みすぎると辛くなってしまいます。
また、人生の好転や精神的な成長には時間がかかるもの。短期間で劇的な変化を求めると、怪しい団体や詐欺のターゲットになりかねません。
「寝る前に5分だけ瞑想するようにしたら寝つきがよくなった」「ヨガを始めたら心身ともに調子が良くなった」など、「いつもの日常で実践できる、ほんの少しの良い変化」が重要です。

本当のスピリチュアルは地に足のついたもの。筋トレや絵の練習と同じように、時間をかけて少しずつ身に着けていきましょう。
初心者が陥りやすいスピリチュアルの誤解
スピリチュアルに対するよくある誤解についても知っておきましょう。
まず、「スピリチュアル=特別な才能が必要」というのは誤解です。

人により成長速度の差こそありますが、誰でも実践できる、やればやるだけ成長するのがスピリチュアルの魅力です。
また、「スピリチュアルを信じればすべてが解決する」という考えも間違いです。
スピリチュアルは問題解決の道具ではなく、心を整えたり、自分自身を見つめ直したりするための手段です。

例えば金銭面で悩んでいるなら、スピリチュアルの実践以外に、現実的な解決方法(転職による収入アップや節約など)も行う必要があるでしょう。
言うまでもありませんが、「高額なセミナーや開運アイテムを買わなければならない」というのも誤解です。
スピリチュアルには瞑想やヨガ、散歩、アファメーションなど、お金をかけずに実践できる方法がたくさんあります。

実はお財布に優しい趣味でもあります。
スピリチュアル初心者におすすめの習慣5選

スピリチュアルについては分かったけど、具体的に何をすればいいの?

最初は小さな習慣から取り入れるのがおすすめです。
習慣1:3分の瞑想で心を整える

最近では「マインドフルネス」として、大企業の研修でも採用されている瞑想。
瞑想を習慣にすることでストレスや不安の軽減、睡眠の質の向上、集中力を高められると言われています。

不眠症ぎみの方にもおすすめです。
「瞑想」というと難しく感じるかもしれませんが、3分もあれば効果が実感できます。

朝出かける前、昼休憩、夜寝る前…。行うタイミングはいつでも構いません。
![]() | ①静かな場所に座り、背筋を伸ばします。 座る場所はイスの上でも、床に座布団やクッションを敷いて座っても構いません。 |
![]() | ②目を閉じて、ゆっくりと深呼吸を繰り返します。 「息を吸うときは、お腹が膨らむ」「息を吐くときは、お腹がへこむ」という感覚に集中します。 ③お腹の動きに合わせて「膨らみ」「縮み」と実況中継をします。 |
![]() | ④雑念が浮かんできたら「妄想」と実況中継を入れ、お腹の動きに意識を戻します。 これを3分間繰り返します。 |

最初は雑念だらけで集中できないかもしれませんが、その場合は浮かんでくる雑念を確認するだけで大丈夫です。慣れると少しずつ集中できるようになります。
3分だけでも心が穏やかになり、思考がリセットできます。

慣れてきたら5分、10分、30分…と時間を延ばしてみましょう。
ここで紹介した瞑想方法は、古代インドで仏陀が実践していた「ヴィッパサナー瞑想」です。詳しくはこちらの書籍を参考にしてみてください。
習慣2:日常の中で自然を感じる

自然を感じることも、スピリチュアルを学ぶ上でおすすめの習慣です。
朝や夕方など、好きなタイミングで近所の公園や川沿いを散歩をしてみましょう。
また、部屋に観葉植物を置くことも効果的です。
緑を見るだけでリラックスし、部屋の空気も良くなります。
休日には山や海など、自然豊かな場所を訪れてみるのも良いでしょう。

自然は人間が持つエネルギー(波動)を高めてくれるとされています。自然と触れ合う時間を増やすことで、ストレスが減り心身が安定していきます。
習慣3:感謝することを思い浮かべる

「感謝の習慣」を持つこともおすすめです。
感謝の気持ちは心を穏やかにし、ポジティブなエネルギーを引き寄せると言われています。
「会社のお陰で給料が入ってくる」「夫がいるお陰で幸せに暮らせる」「友人のお陰で毎日が楽しい」など、寝る前に「今日感謝したいこと」を3つ思い浮かべてみましょう。

感謝することが思い浮かばない…。

そんなときは、「エアコンのお陰で一年中快適に過ごせる」とか、「好きなマンガのお陰で気持ちが明るくなった」など、自分にとって感謝しやすいものを対象にしてみましょう。
習慣4:ポジティブなアファメーションを唱える

アファメーションとは、自分に向けて前向きな言葉を繰り返すこと。
たとえば、「私は自分を大切にしている」や「私はいつも成長している」といったフレーズを心の中で唱えます。

ポジティブな意識付けをするアファメーションは、自己肯定感に大きく影響を与えます。自己肯定感が低くて悩んでいる方にもおすすめです。
朝・昼・夜で使えるアファメーションのフレーズ集
アファメーションは、一日のタイミングに合わせて使い分けるとさらに効果的です。
【朝】には、ポジティブなスタートを切るフレーズを使いましょう。
たとえば、「今日は素晴らしい1日になる」「すべてが順調に進む」など。
【昼】には、エネルギーを取り戻す言葉がおすすめです。
「私は順調に進んでいる」「私は心身ともにリラックスしている」など。
仕事や家事の合間に、リフレッシュするための言葉を取り入れてみましょう。
【夜】には、リラックスしながら自己肯定感を高める言葉がぴったりです。
「今日はよく頑張った」「私は愛されている」など、自分を励ます言葉で1日を締めくくります。
朝・昼・夜、それぞれのタイミングで、自分を支える言葉を贈りましょう。

アファメーションの具体例はこちらの記事でも紹介しています。
習慣5:成果を記録する

スピリチュアルを実践した進歩や成果を記録することもおすすめです。
スマホのメモや日記に、「今日は3分瞑想ができた」「散歩で自然を感じられた」といった小さな成果を書き残しましょう。

私は紙の手帳が好きなので、毎日達成したことを書き残しています。
振り返ると、少しずつ自分が変化していることに気づけます。
その実感が、さらにモチベーションを高めてくれますよ。
スピリチュアル初心者の疑問に答えるQ&A

瞑想やアファメーションを始めてみたけど、うまくいかない…。

ここでは、初心者が抱きやすい疑問に答えます。
続けられないときの解決策は?
スピリチュアルな習慣を始めても、忙しい日々の中で続けられなくなることがありますよね。
まず大切なのは、「できない日があっても大丈夫」と思うことです。
無理に完璧を目指すと、プレッシャーになってしまいます。

途中で中断しても、それまで実践した経験は身についているので無駄になりません。自分のタイミングで再開すれば大丈夫です。
スピリチュアルに抵抗を感じるときは?
スピリチュアルな考え方や習慣に、最初は抵抗を感じる人も多いものです。
そんなときは、無理に「スピリチュアルなことをしなきゃ」と思わなくて大丈夫です。
瞑想や感謝の習慣も、「ちょっと時間が空いたから試してみる」くらいの軽い気持ちで始めてみましょう。
スピリチュアルは強制されるものではなく、あくまで自分を大切にするための手段です。

スピリチュアルなことに抵抗があっても、人生経験を積んだり、病気や災害をきっかけに抵抗感がなくなる人もいます。
他人の成長が気になるときは?
「他の人はもっと進んでいるのに、自分は…」と比べる必要はありません。
スピリチュアルは競争ではなく、自分を癒すためのもの。
自分にとって心地よいペースで進めることが大切です。

自分が抵抗を感じない範囲で、無理なく続けていきましょう!
スピリチュアルを通して、少しずつ人生を変えていこう
スピリチュアルを生活に取り入れると、自分をより深く知り、心を安定させていく手助けとなります。スピリチュアルな効果は、一朝一夕で得られるものではありません。短い時間でも良いので、毎日コツコツ続けることが大切です。

自分のペースで取り組んでみてください!
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